日本橋 日東タオルPJ
神保町の事務所からほど近く、日本橋横山町にやたらと目立つ「黄色いビル」がある。
ひょんなことからここの社長と仲良くなり、今では「顧問建築士」という名目で色々な相談に乗っている。
先日その社長から
「良さん、小売やろうと思うのだ。店をどうしたらいいか一緒に考えてくれ」
と頼まれた。
彼とは実に色々な思考を共有してきたから、このチャレンジに対する思いの背景もよくわかる。だから、
「じゃあさ、オープンしながら店をつくっていくってのはどう?」
という提案し、そのままゴーサインがでたのが、2025年の暮れ。
こんな型破りな空間プロデュースのあり方も、ある。
オープンしながら店舗内装を仕上げていくというやり方は、
当然ながらじっくり図面を引いたりイメージ提案をしたりというようなことはなく、
その場その場の思いつきをどんどん形にしていく。
社長はもちろん社員さんも一緒になって、それぞれの個性が適材適所で活かされながら、場が生成されていく。
店内の様子は、まさにブリコラージュのオンパレード。
世の中には「正解」とか「間違い」があるかの様に錯覚してしまう。
けれども、実はそんなものはどこにもないんだというのが、この提案をした時に考えていたこと。

間と場不動産
間と場不動産は、よくある不動産屋さんではありません。
土地や建物を扱いますが、すぐに売ったり貸したりできないものだったりします。
市場価値がないからと見放された状態から、長い時間をかけてじっくりと魅力を掘り起こしていきます。
その場だから作れる建物、その場だからできる体験、その場だから生み出される製品。
そうして掘り起こしていくプロセス自体が、価値になります。
負動産から価値ある不動産へ、それが、間と場の不動産です。